年末年始になると過去の振り返りや今後の豊富などを語ることが多い。
自分の人生を自分でデザインしている人ほど、自身の過去の経験から感じたことやその意味を語ることができる。
これは経験からの学びが多いということを示す。
経験から学ぶ内容は、その経験が自分に与えてくれた意味である。
例えば、仕事で失敗した時にその事実から自分がどのような意味を感じるか?ということは、非常に重要である。
二度と失敗しない方法、失敗の要因分析、失敗から感じた自身の改善点などの「意味」を、肯定的に抽出できる人は、確実に成長できる。
つまり、自分で自分自身を成長させる。
これを自己概念の成長と言う。
人は誰しもそれぞれの人生で獲得してきた経験がある。
しかし、経験から成長できる度合いには個人差がある。
この差は、自分への意味の抽出ができるか、できないか?という行為に依存している。
あらゆる経験から意味を抽出することが、キャリアデザインには必要不可欠である。
自己概念を成長させるためには、以下の要素が必要である
1)多くのことを経験すること、経験がなければ意味を抽出することは困難である
2)当事者意識を持ち、経験から生じた問題に対して正面から向き合うことで、意味が抽出される
3)意味の抽出が難しい時は、信頼できる人に相談すること
どのような資格を有しても、どのような専門性をもったとしても、自分が経験したことから学びがなければ、仕事の生産性は頭打ちなる。
また、多くの経験をすることで、抽出される意味も多くなり、その分だけ自己概念が成長する。
大量に行動をしている人や信頼できる相談相手が身近にいる人は、間違いなく仕事や人生に情熱的、精力的に取り組むことができる。
ステータスや表面的な知識が理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を成長させるのではなく、その人自身の過去がその人を成長させるだけである。
すなわち、過去を顧みることは未来を見ることになる。
筆者
高木綾一

理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
三学会合同呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
国家資格キャリアコンサルタント
株式会社Work Shift代表取締役
関西医療大学 保健医療学部 客員准教授
医療・介護分野の経営戦略や人材育成に精通し、年間100回以上の講演を実施。
医療機関や介護事業所の経営支援を通じて、組織の成長と発展をサポートする。
著書には 「リハビリ職種のキャリア・デザイン」 や 「リハビリ職種のマネジメント」 があり、リハビリ職種のキャリア形成やマネジメントの実践的な知識を提供している。
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