リハビリ職種として自分のキャリアを発展させるためには、情報収集の質が極めて重要である。
近年、SNSやYouTube、オンラインセミナーなど多様な媒体から情報が得られるようになったが、その一方で「情報過多」による迷走も起こりやすくなっている。
大切なのは、ただ情報を「集める」のではなく、情報が「集まる」状態をつくるという発想である。
この「情報が集まる」状態を生み出す鍵が、心理学で言われるカラーバス効果である。
これは、人が意識を向けたものに関する情報が自然と目に入りやすくなる現象のことを指す。
たとえば、「マネジメントに強い理学療法士になりたい」と明確に意識していれば、SNSの投稿、セミナー案内、書籍、会話などの中から関連情報を自然と拾い上げるようになる。
つまり、キャリアを発展させる第一歩は、「自分が何に関心を持ち、どんな専門家になりたいか」を明確に言語化することである。
その意識がアンテナとなり、情報が自然と集まる環境を作り出す。
また、情報収集を継続するためには、受け取るだけでなく発信することも有効である。
自ら発信を続けることで、同じ関心を持つ専門職や研究者とのつながりが生まれ、結果的により質の高い情報が集まるようになる。
情報は努力して「探す」時代から、「引き寄せる」時代へと変化している。
自分のキャリアビジョンを明確にし、日常の中でカラーバス効果を意識することで、情報の洪水の中から自分にとって本当に必要な知見を見つけ出すことができるのである。
キャリアコンサルティングのお申込みは👇まで
筆者
高木綾一

理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
三学会合同呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
国家資格キャリアコンサルタント
株式会社Work Shift代表取締役
関西医療大学 保健医療学部 客員准教授
医療・介護分野の経営戦略や人材育成に精通し、年間100回以上の講演を実施。
医療機関や介護事業所の経営支援を通じて、組織の成長と発展をサポートする。
著書には 「リハビリ職種のキャリア・デザイン」 や 「リハビリ職種のマネジメント」 があり、リハビリ職種のキャリア形成やマネジメントの実践的な知識を提供している。
経営相談・セミナー依頼はお気軽にお問い合わせください。

