リハビリ職種は日々、多くの業務と向き合っている。
治療、カンファレンス、書類、家族対応、後輩指導など、時間を圧迫する要素は数え切れない。
多忙な中で成果を出すためには、タイムマネジメントの質が仕事の質を決めると言ってよい。
ここで紹介したいのが、以下の動画である。
この動画では、タイムマネジメントの本質は目標設定にあると解説している。
時間は誰にとっても平等であり、差がつくのは時間の長さではなく使い方である。
何を目指し、どんな成果を出したいのかが曖昧なままでは、行動の優先順位が定まらず、結局その場の仕事に流されやすくなる。
リハビリ職種が抱える疲弊の多くは、目標が不明瞭なまま業務に追われることで生じると考えられる。
逆に、目標が明確であれば、自分がやるべきことと、後回しにしても良いことが自然と整理される。
例えば、専門性を深めたいのであれば、学習時間を日々のスケジュールに組み込み、情報収集や振り返りに優先順位をつける必要がある。
患者に提供するアプローチの改善を目標にするのであれば、カルテの読み込みやフィードバックの収集を優先すべきである。
目標が行動を選び、行動の質がキャリアをつくる。
タイムマネジメントとは、単に効率化するための技術ではない。
自分が望むキャリア、目指す臨床、提供したい価値を実現するための手段である。
忙しさに流される前に、まずは目標を具体化し、それに沿って時間を配分することが大切である。
今日の業務、今週の優先事項、今月の成長テーマ。
これらを意識的に設定するだけでも、日々の行動は大きく変わる。
リハビリ職種として、自分の時間を自分で設計することが、確実なキャリアの前進につながる。
筆者
高木綾一

理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
三学会合同呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
国家資格キャリアコンサルタント
株式会社Work Shift代表取締役
関西医療大学 保健医療学部 客員准教授
医療・介護分野の経営戦略や人材育成に精通し、年間100回以上の講演を実施。
医療機関や介護事業所の経営支援を通じて、組織の成長と発展をサポートする。
著書には 「リハビリ職種のキャリア・デザイン」 や 「リハビリ職種のマネジメント」 があり、リハビリ職種のキャリア形成やマネジメントの実践的な知識を提供している。
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