在宅高齢者は運動不足と低栄養により徐々に衰弱していく

日本の平均寿命は未だに上がっている。

平均寿命は女性は90歳に近づき、男性も80歳を超えてきた。

そのため、一人暮らしや老々夫婦にて在宅生活をしている高齢者が増加している。

高齢者の在宅生活では、運動不足と低栄養が大きな問題となっている。

高齢者になると仕事をしていないことや知り合いとの死別等により人間関係が希薄になる。

人間関係の希薄は、活動範囲の低下につながり、それは同時に運動する機会の減少につながる。

人と会うことが少なくなれば必然的に移動することが少なくなり家にと閉じこもりがちになる。

また、高齢になると心身機能や体力の低下から買い物に行くことが少なくなることや特に独居の男性では料理に対して意欲が低下することから、食事がおろそかになることが多い。

パンや果物だけで食事を済ませている人も多く、タンパク質などの栄養素が足りていないことが多い。

運動不足&栄養不良が慢性的になると骨格筋量が低下し、歩行や階段昇降が不安定となってくる。

それだけでなく、骨格筋量の低下は整形外科的と呼吸循環に問題を引き起こす。

下肢筋力低下が生じると、歩行時に下肢アライメントの不良が生じやすくなり、腰痛、股関節痛、膝関節痛を引き超す。

また、骨格筋量の減少により筋の中に存在する毛細血管も減少する。

毛細血管が減少すると、有酸素性代謝が乏しくなり、無酸素性代謝が生じ、脈拍と呼吸の促拍が生じやすくなる。

したがって、高齢者のリハビリテーションに関わる鍼灸師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師の方は、高齢者の運動量と栄養状態に関するアセスメントを行う必要があると言える。

運動量と栄養状態に対するアセスメントについて別のブログで解説する。

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
たでいけ至福の園
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

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