リハビリ職種は独立を名乗るなら「仕事を創る力」を磨け

近年、「フリーランス」「起業家」「パラレルキャリア」といった言葉を使って働き方を発信するリハビリ職種が増えている。

しかし、実際には「独立しているように見えるだけ」のケースも少なくない。

SNSやブログなどで「仕事の依頼を待っています」「次も呼んでください」「この曜日なら仕事を受けられます」といった発信をしている人を見ると、主体的に仕事を生み出しているというよりは、周囲からの依頼を待つ姿勢が目立つ。

本来、真のフリーランスや起業家、パラレルキャリア実践者には「暇」という概念は存在しない。

彼らは常に自分の強みを活かし、市場の課題を見出し、解決のための価値を提案し続けている。

つまり、「仕事をもらう」よりも「仕事を創り出す」ことに注力しているのだ。

仕事の本質は「創造」である。

自らの専門性をもとに新しい価値を提供し、その結果として周囲から評価され、依頼が生まれる。

一方で「仕事をください」と発信することは、裏を返せば「まだ評価されるだけの価値を提供できていない」と認めることでもある。

もし本気でフリーランスや起業家として生きていきたいなら、日々の学びと実践を怠ってはならない。

マネジメント・ファイナンス・マーケティング・ブランディング・アントレプレナーシップといった基礎的な知識を体系的に学び、自分自身の仕事を再設計していく必要がある。

真に独立した働き方とは、環境や依頼に左右されることなく、自ら価値を創造できる状態を指す。

その覚悟と努力なしに「フリーランス」や「起業家」を名乗るのは、単なる肩書きにすぎない。

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筆者
高木綾一

理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
三学会合同呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
国家資格キャリアコンサルタント
株式会社Work Shift代表取締役
関西医療大学 保健医療学部 客員准教授

医療・介護分野の経営戦略や人材育成に精通し、年間100回以上の講演を実施。
医療機関や介護事業所の経営支援を通じて、組織の成長と発展をサポートする。
著書には 「リハビリ職種のキャリア・デザイン」 や 「リハビリ職種のマネジメント」 があり、リハビリ職種のキャリア形成やマネジメントの実践的な知識を提供している。
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