今の不満は過去の結果、未来の成果は今日の行動で決まる

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方の中には、今の自分に不満がたまっている人もいるだろう。

起業家の中には、業績が上がらず、辛い思いをしている人もいるだろう。

人間は、現時点、つまり「今」に起こっている不幸や不満に対して、非常に強いストレスを感じる動物である。

そして、多くの人は、今の辛い状況を打開するために、今できることを必死に行おうとする。

しかし、「今だけを何とかしようとすること」は、今の辛い状況を打開するための本質的な行動にはならない。

なぜならば、「今の辛い状況」を作り上げたのは、今ではなく、過去の自分だからだ。

過去に行った自分の言動が、今の自分を作り上げている。

つまり、今の状況を良いものにするために、今だけを頑張っても、すぐに状況が変わるわけではないのである。

これは、マーケティングの理論でも説明ができる。

マーケティングの効果は、概ね半年から一年後にじわじわと出てくる。

例えば、WEBサイトやブログによる情報発信をしても、即時に顧客からの反応があるわけではない。

地道な情報発信を継続することで、顧客は徐々にその存在を認知し、信頼し、反応するようになるのである。

つまり、今の成果が悪い時に焦って行動しても、その行動がすぐに成果へ直結するわけではない。

だが、その行動は半年後、一年後の自分を確実に助ける。

逆に言えば、今を放置すれば、半年後、一年後も同じ苦しみを繰り返す可能性が高い。

また、成果が出ない時期ほど、自分の価値が否定されたように感じやすい。

しかし、それは単なる途中経過にすぎない。

今の努力が見えない場所で根を張り、未来の成果へとつながっていく。

だからこそ、焦らず、腐らず、淡々と仕込み続ける姿勢が必要である。

過去に戻ることは物理的に不可能である。

したがって、望ましい未来を獲得したいなら、まさに「今を一生懸命に仕事すること、マーケティングをすること」が重要である。

将来、惨めになりたくないなら、今を頑張るのだ。

このシンプルな法則を実践することが、成功のカギである。

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筆者
高木綾一

理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
三学会合同呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
国家資格キャリアコンサルタント
株式会社Work Shift代表取締役
関西医療大学 保健医療学部 客員准教授

医療・介護分野の経営戦略や人材育成に精通し、年間100回以上の講演を実施。
医療機関や介護事業所の経営支援を通じて、組織の成長と発展をサポートする。
著書には 「リハビリ職種のキャリア・デザイン」 や 「リハビリ職種のマネジメント」 があり、リハビリ職種のキャリア形成やマネジメントの実践的な知識を提供している。
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