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青年校長5年目。バングラデシュでの教育事業・学校運営には何が必要?

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こんにちは、バングラデシュで現地の学校の校長を務めるK.Furusawaです。

前々回の記事では、数々のトラブルを乗り越えて開校にこぎつけたところまで書きました。今回は、その中身となる運営についてお話します。

学校をゼロから立ち上げる経験なんて私にも初めてのこと。ただどんな業種であれ、仕事の原理原則は変わらないはず……ということで、まずは現地の情報収集から!

何事も現地をよく知ることからスタート!!

国の地で学校を運営するにあたり、まずはその国をよく知る必要があります。歴史や文化、そして宗教上の慣習など(その点では、それらが色濃く出やすい地方に住んで良かったかな 苦笑)。私たちの事業は教育分野なので、特に教育事情を把握することは必須でした。

事前にいただいていたバングラデシュの情報や資料を踏まえ、現地にて確認も含め徹底的に調べました(JICAやバングラデシュ教育省、現地の学校やNGOには大変お世話になりました)。

上の画像は、バングラデシュの教育制度を図にしたものです。初等教育が5年間、中等教育が3期に分かれていて3年、2年、2年となっていて、その間に各期に卒業試験があります。

この国の教育制度で驚いたのが、何歳になったら小学校に通う、という概念が親側にないことです。国としては何歳までに各学校を卒業してほしいといった規則は記載しているものの、地方ではその年齢は守られていない現状があります。

ではどうやって子どもは学校に通い始めるのか。親が、子どもが成長してくると「そろそろ幼稚園や小学校に入れようか」と曖昧な基準で決めています。このやり方が地方ではいわば当たり前です。本来、初等教育の卒業は11歳と国では規定していますが、3年生や4年生なのに既に11歳に達している生徒もたくさんいます。そうすると、その生徒たちはこのままだと卒業できないということで、保護者が出生記録を書き換えに役所へ行くのです。役所もそれを容認しているのには驚きましたけどね(笑)。

他にも、この国ならでは教育事情に多々驚くことがありました。現状を把握することは基本中の基本であると同時に、事業を始める上でとても大切な要素だと実感しました。

学校始めるには何を準備するの??

現地調査によってある程度把握できたら、次は方針を決めます。この時、議論になったのはどの学年に対して開校するのがベストか(初等教育のみ? 中等教育のどの期まで?といった選択)。建設予算からおおよその教室数は分かっていたので、受け入れ可能な生徒数も分かります。教育の質を保つためにも1教室あたりの人数は最大40人と決めていました。

そして地域の小学校の生徒数から本校への入学生徒数を想定し、長期的に見据えて私たちの存在対効果が最大になる選択を仲間たちで話し合いました。

結果として、日本でいう幼稚園から大学入学前の高校3年生まで(初等教育前から中等教育の後期まで)の方針で進むことになりました。それを踏まえて、あとは私たちの考えを形にするために行動に移すのみ。

これらの方針の上で、やらなければいけないこと、決めていかなければいけないことを簡単に挙げると……

  • 学校規則/規定の作成  就業規則、給与規定、人事評価規定 など
  • 事務関係の書類作成  経理・管財の各種書類 など
  • 学校運営関係  事業計画、組織図、理念、目的、方針 など
  • 学校基本情報  学校名、校章、制服  など
  • 教務関係 年間行事予定、各行事運営マニュアル、カリキュラム、成績評価システム など
  • その他  教員研修プログラム、教員採用フロー・生徒募集(選定)フロー など

ここに全て書き出すことは不可能ですが、他にも本校ならではのイベントを導入するために多くの時間を費やしました。土地・建設問題もありながら、6カ月という限られた時間で、業務委託せず4人のメンバーでよくやったなと思います(笑)。

仕事は各担当者に振り分け、各自が部屋にこもり作成。それがある程度までに仕上がったらみんなで議論して、より深いものにしていく。こういった方法で、毎日少しずつですが前に進めていきました。

———————————————————————————

次回は、この過程の中で触れた「教員採用」について書きたいと思います。

Ambassadorのプロフィール

K.Furusawa

宮城県仙台市出身。大学在学中はプロキックボクサーとして活躍。卒業後は日本の私学教員をやりながらタイ、カンボジア、ネパール、ミャンマーなどアジアの教育支援に携わる。その後、とある公益財団法人の仕事としてバングラデシュでモデル校となる学校建設・運営を任される。現在は生徒数約800名の学校をバングラデシュで運営中。

Source: ハフィントンポスト

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著者紹介 著者一覧

genki

genki

 小学校元教諭。6年間、教壇に立つが日々追われる実務、長引く会議、閉塞的な職場に、次第に心が疲弊していく。やがてブラックな職場で自殺願望すら生まれ、このままでは死ぬ前に後悔する人生になってしまうと思い退職を決意。小学校の先生を辞め、自力で稼ぐと決断する。
 そして、幸運な事にビジネスの権威と出会う機会に恵まれ、直接指導を受ける機会を得る。この決断がたった1つの奇跡的な出会いを引き寄せ、その後は師に教わったビジネスノウハウをひたすら実行し続け会社の発展に至る。
 会社設立から3年後、デンマークで最高峰の働き方が実施されている企業を現地視察。管理職、社員が共に幸せになれる8つのエッセンスを欧州より持ち帰り、自身の会社を通して日本中に広めようと奮闘中。
 埼玉県さいたま市出身。既婚。早く子供が欲しく妊活真っ最中の1983年5月生まれ。趣味は空手、柔術、ウクレレ、食べること、バターコーヒー。好きな言葉は下座達観。

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