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最近タイ国内で転職した著者が語る、タイにおける<タイ人・日本人>の転職事情

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実は最近タイ国内で転職しました。つっちーです。

日本でも徐々に転職がポジティブな意味合いで受け入れられるようになってきているようですが、それ以上のスピードでグローバルな環境がどんどん流入してきて、競争相手が従来は社内、はたまた国内だったのが、今や世界……という風潮になってきているのを感じます。

タイは観光業や農業のイメージが強いですが、実は製造大国でもあり、世界中の製造業が集結しています。そんなタイは実にさまざまな国から人が集まる、日本以上にグローバルな環境であり、今後その勢いは更に高まるのではないかと思います。

そんなタイの人々の転職事情と日本人のタイ転職市場を、僕の昨今の感触を交えてまとめてみます。

<1>タイ人の国内転職事情

1.完全に売り手市場!

タイ人の仕事観と日本人のそれは全く異なります。まず、転職が日常茶飯事で非常にカジュアルなものとなっています。

もちろんタイ人でも一社に長く勤める方は多くいらっしゃいますし、転職回数の少ない方もたくさんお見受けします。しかしやはり勤続20年、30年という方は稀で、大半のタイ人はキャリアアップ、お給料アップ、また更なる理想的な職場環境を求めて、転職を気軽に考えています。

その関係もあって、人材派遣や求人広告は、日本で見るよりも至るところ、しかもカジュアルに見かけます。

2.コネや親の地位があれば、就職から出世街道+転職も思うがまま

日本のような集団就職という概念がタイにはそもそもないので、みんな好きな時に好きなように就職活動・転職活動をしています。

大企業の重役の転職ともなってくると、人脈やコネ、家柄なども響いてくることも。ちなみに僕が今働く会社はタイでも比較的有名な大企業なのですが、そこで働く方はだいたい家柄が中産階級以上の家庭出身の方、もしくは留学経験もある高学歴な方が非常に多いです。全体的に能力の高い方が多い一方で、会社への愛着などは(僕が聞いている限り)あまり感じられません(哀しい……)。

3.重視するのは労働環境と業種

日本でいう「ブラック企業」は、タイではまず成り立たないのではないでしょうか。大半のタイ人の仕事観・信条は、基本的にサバイサバイ(楽)とサヌック(面白い)なので、会社の人間関係がギクシャクしたり、仕事が面白くなくなれば、もう転職のサインがちらつき始めます。会社のブランドやネームバリューを重視する方もいますが、労働条件の重要性には比類しません。

一方、日本人や諸外国人の転職市場は、タイでは独特な環境な気がします。

<2>日本人の転職事情@タイ

1.タイの日本人転職市場は、大きい

タイでも日本人を採用する企業は本当に多くあります。例え特筆すべきスキルがなくても、日本人を必要とする企業は、日系のみならず、外資、タイ系を問いません。タイには、バンコクを中心に日系企業がたくさん集まっており、製造業、サービス業を中心にそれに伴う関連企業がどんどんタイに進出しています。そのため日本人の募集が非常に多いのです。

日本人の募集の中身、その特徴としては、日本人的な素養・素行・経験を身につけた人を欲しがるものが多いように感じます。例えば、日本での職務経験が数年以上ある、もしくは日系企業で働いていた……等です。就労態度は、海外といえど、やはり日本のそれと同程度を求められる傾向があり、特に対日本人となるとその要求が強まります。「日本人的な素行って何?」という疑問もあるかもしれませんが、皆さんが現在イメージするもので合っているはずなので、説明は割愛します(笑)。

2.業種はさまざま、職種はわりと定まっている

タイで採用が活発な業種もさまざまです。観光業が盛んということもあり、サービス業は特に多いですね。ホテルのゲストリレーションなんかは常に募集が出ている印象ですし、飲食であれば調理師、サーバーを求めている企業は多いです。

次に製造業。技術を求める企業、日系企業同士のセールス、企業と企業のコミュニケーションを円滑にするコンサルなど、日本人が必要とされる企業からの募集が多いです。

職種に関しては、タイの労働法により制限された職種が多いのも事実です。例えば、タイ人ができる(と見なされている)職種への就職は労働法上できません。特に単純な技術を有する職種(詳しくはタイ労働局まで)は、ワーク・パーミット取得の時点で拒絶されてしまいます。

日本人及び外国人が必要とされる職種といえば、高度技術者、コーディネーター、セールス、通訳翻訳、国際会計士、マネジメントなどが多いです。

3. タイの転職で一番重要なこと

おそらく一番気になるところですよね。もちろんたくさんのスキルと経験をもつに越したことはありません。特に英語、もっと言えばタイ語スキルは、どのような職業に就くにしても、強みとなります。また、特に日系企業は、上記で述べたように、応募者の日本国内での経歴を重視する企業が多いように感じます。

ただ、タイの転職で一番重要なことは、日本社会で重んじられる「社会人としての礼儀や和を貴ぶ精神」よりも、「どれだけ環境に慣れることができるか」「どれだけ効率の良いコミュニケーションをして円滑に仕事を進められるか」であるように思います。実際、僕も過去面接の場で、これでもかというほどに、この部分に関して掘り下げられました。人柄や作法、礼儀もある程度は必要ですが、それよりも仕事を効率良く円滑に進めることができるスキルが、この国では特に求められていると思います。

しかし僕の経験からはっきり言わせてもらうと、日本で良しとされている礼儀作法、仕事上の常識なんてここではほぼ通用しません。通用するのは日本人同士の場合のみで、他で通用するのは日本で働いたことがある人くらいでしょうか(その点、僕の相方(フィリピン人)は日本で15年働いていた経験から、僕が知らない日本のしきたりまでも知っていたりします)。

最後に

日本でも海外でも、転職は自分を次のステージへ引き上げる良い機会でしょう。

どんな状況でも、希望をもって転職できたらいいですね。そんな転職の際に、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

Ambassadorのプロフィール

つっちー

京都府出身。小さな頃からの”外部”との交流やLGBTとして過ごした経験から、心理学や国際政治、哲学に興味を持ち、在学中はイギリス、タイに留学。現在は、タイのコンサル会社にて日本人とタイ人をつなぐコーディネーターとして日々邁進中。将来は世界の人々に対して、有益な情報を啓蒙をするお仕事に携わること。

Source: ハフィントンポスト

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著者紹介 著者一覧

genki

genki

 小学校元教諭。6年間、教壇に立つが日々追われる実務、長引く会議、閉塞的な職場に、次第に心が疲弊していく。やがてブラックな職場で自殺願望すら生まれ、このままでは死ぬ前に後悔する人生になってしまうと思い退職を決意。小学校の先生を辞め、自力で稼ぐと決断する。
 そして、幸運な事にビジネスの権威と出会う機会に恵まれ、直接指導を受ける機会を得る。この決断がたった1つの奇跡的な出会いを引き寄せ、その後は師に教わったビジネスノウハウをひたすら実行し続け会社の発展に至る。
 会社設立から3年後、デンマークで最高峰の働き方が実施されている企業を現地視察。管理職、社員が共に幸せになれる8つのエッセンスを欧州より持ち帰り、自身の会社を通して日本中に広めようと奮闘中。
 埼玉県さいたま市出身。既婚。早く子供が欲しく妊活真っ最中の1983年5月生まれ。趣味は空手、柔術、ウクレレ、食べること、バターコーヒー。好きな言葉は下座達観。

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