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CD19標的CAR T細胞療法ではTET2の破壊が抗腫瘍活性を誘発する

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キメラT細胞受容体を用いて遺伝的に改変した患者のT細胞(CAR T細胞)によって抗腫瘍応答を誘導できるが、患者の体内でそうしたCAR T細胞が増殖したり存続したりする能力にばらつきがあるため、応答は一定ではない。

今回、CD19 CAR T細胞で治療を受け、完全寛解に至った1人の慢性リンパ性白血病患者の症例が報告された。

予想外なことに、増殖していたCAR T細胞は単一のクローン由来で、このクローンではCAR導入遺伝子の挿入により内在性のTET2遺伝子が破壊されていた。

さらに、その患者では、もう片方のTET2対立遺伝子にハイポモルフ変異があることが分かった。

結果として生じたメチルシトシンジオキシゲナーゼであるTET2の不活性化が、エピジェネティックな変化を誘導し、それによってT細胞の分化と機能が変化して、セントラル記憶の表現型が促進され、抗腫瘍効果が増強することが分かった。

この知見は、TET2シグナル伝達の調節によって、CAR T細胞の効果を改良できる可能性があることを示唆している。

Nature558, 7709

原著論文:

Tumour tamed by transfer of one T cell

doi: 10.1038/d41586-018-05251-5

Disruption of TET2 promotes the therapeutic efficacy of CD19-targeted T cells

doi: 10.1038/s41586-018-0178-z

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Nature551, 7680 

Nature547, 7664 

Nature543, 7647 

Source: ハフィントンポスト

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genki

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 小学校元教諭。6年間、教壇に立つが日々追われる実務、長引く会議、閉塞的な職場に、次第に心が疲弊していく。やがてブラックな職場で自殺願望すら生まれ、このままでは死ぬ前に後悔する人生になってしまうと思い退職を決意。小学校の先生を辞め、自力で稼ぐと決断する。
 そして、幸運な事にビジネスの権威と出会う機会に恵まれ、直接指導を受ける機会を得る。この決断がたった1つの奇跡的な出会いを引き寄せ、その後は師に教わったビジネスノウハウをひたすら実行し続け会社の発展に至る。
 会社設立から3年後、デンマークで最高峰の働き方が実施されている企業を現地視察。管理職、社員が共に幸せになれる8つのエッセンスを欧州より持ち帰り、自身の会社を通して日本中に広めようと奮闘中。
 埼玉県さいたま市出身。既婚。早く子供が欲しく妊活真っ最中の1983年5月生まれ。趣味は空手、柔術、ウクレレ、食べること、バターコーヒー。好きな言葉は下座達観。

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